名古屋市消防局 本部機動部隊を紹介するショート動画を制作しました。この動画はテンポを重要視して、部隊の頼もしさが一瞬で伝わるよう意識して制作しました。この記事では、映像の制作意図やこだわりポイントをシェアいたします。
前回のロング動画の記事はこちら
ショート動画を制作した目的
スピードで印象に残す
ショート動画の魅力は、やはりその“瞬発力”にあります。数秒で視聴者の心を掴み、余韻を残すことができます。
その代わりに、伝えたい内容をシンプルにする必要があります。
SNSでの拡散力を重視
YouTube shorts、X、Instagram Reelsなど、各種SNSでの縦型動画は非常に強い拡散力があります。
簡潔に伝えるメッセージ
視聴者の方に「瞬間的」に部隊の頼もしさを届けることを目指しました。長い動画を最初から見るのにはハードルがある方もいらっしゃるので、出動のシーンや訓練の様子を切り取り、まずはかっこよさを感じてもらうため、スピード感のある編集を重ねて、見た人の記憶に残る映像に仕上げています。

映像構成と演出ポイント
強いインパクトのある構成
短い映像だからこそ、限られた秒数にどんな場面を配置するか、その取捨選択が難しく工夫のしどころです。今回は、出動準備から現場活動をテンポ良くまとめ、隊員の方の表情や目線、災害に向かっていく後ろ姿を映像に取り入れています。一瞬の中に“使命感”が伝わるシーンを散りばめました。
テンポ重視の編集
音に合わせてカットを切り替え、映像の切れ味と音のリズムで心拍数が早まるような動画を目指しました。
臨場感のあるカット
今回のショート動画では長尺動画(前回のブログはこちら)に比べ狭い画角(被写体が大きく映る)での撮影をしています。撮り直しが効かない場面では横向き撮影からの切り出しをしていますが、撮り直しが効く場面では縦方向での撮影をしました。被写体を大きめにすることで、あたかも自分の目の前で起きている出来事を見ているような映像に仕上げました。
この動画には「撮り方がドラマのそれ」「撮り方と消防服を着るところ、すごくカッコいい…」「この春からのドラマかと思いました」と言ったコメントをいただきました。かっこよさがダイレクトに伝わったのかなと、嬉しく思います!
撮影の裏側
撮影は隊員さんたちの勤務中に行われました。
特別消防救助隊は撮影途中に救助活動に出場したり、本部救急隊は出場が非常に多いため、活動から帰って次の指令があるまでの短い時間の中で撮影を行いましたが、その分、緊迫感のある出場準備風景を映像に収めることもできました。
救急隊の方が出場準備している場面は、実際の指令が入ったところを撮影させていただきました。
大変忙しく体力的にも大変な中、ご協力本当にありがとうございました。隊員の皆さんにとっては日常の一コマである瞬間を、映像制作者の目線から切り取り、ドラマチックに見せることができたと思います。
ところで実は私は元消防士です(名古屋市消防局ではありません…!)いつ出場するかわからないなど、そのあたりの事情には多少詳しかったため、消防局の担当者様には、理解のある方で良かったと言っていただきました。

実は2025年の名古屋市消防局出初式の一場面
届けたい思い
この映像を通じて最も伝えたかったのは部隊の頼もしさですが、数秒の中でも市民に安心を与える存在であること、仲間と共に厳しい状況に立ち向かう姿勢が感じられること。それこそが本部機動部隊の本質であり、その空気感を少しでも皆さんに感じ取っていただければと思っています。



最後に
制作にあたり、全面的にご協力いただいた名古屋市消防局本部機動部隊の皆さま、本当にありがとうございました。
本部機動部隊の知名度が上がるとともに、市民の方々の防災意識の向上に少しでも寄与できれば嬉しいです。またこの動画を見て将来消防士さんになりたいという方が増えてくれたら制作して良かったなと思います。
映像は名古屋市消防局公式YouTubeチャンネルで公開されていますので、ぜひご覧ください。
本編を見る
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スタジオスーリは東京都日野市を拠点に、行政・企業・店舗向けの映像制作・WEB制作を行っています。
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